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”霧(kiri)”

自分で楽しんだ登山の記録を思い出しながらもう一度楽しんで書いています。 このブログを見ていただいた人に山や自然に興味をもっていただき、そして好きになって頂ければとてもうれしいです。 更にコメントをいただけるとなおうれしいです。コメントは山行名をクリックすると一番下に投稿欄が出ます。
”霧(kiri)” TOP > 岩登り > 霞沢岳 八右衛門沢

霞沢岳 八右衛門沢

日程  :2012年10月4日
場所  :八右衛門沢から霞沢岳に登る
メンバー:単独
天気  :晴れ後ガス
装備  :ロープ 7mm20m1本 巻いた後、沢に戻るのに5mの懸垂。空身で滝を登ってザ           ックを引き上げに使った。
     シュリンゲ・カラビナセット×2 使用しなかった。
     カム 2個  使用しなかった。
     ハーネス 沢用の軽い物を着けた。
     靴   キャラバンのGK67 トレッキング用だがフリクションが効いて問題なかった。
     チェーンアイゼン  滝の巻きと詰めのザレで使用し効果的だった。
     ヘルメット 着用
コース&タイム:小梨平6:45→7:10八右衛門沢出合林道入り口→7:30林道終点→13:30K213;45→17:00徳本峠→18:25梓川→18:30明神館→19:15小梨平
霞沢軌跡

記録 朝3:30に起きてお湯を沸かし夕べ作っておいたアルファ米にかけて湯漬けを食べているとなにやらパラパラと音がして、それが次第に大きくなる。雨だ! 高度計を見ると気圧も下がっている。雨では仕方ない。「停滞だ」と決め、再びシュラフにもぐりこむ。
隣のテントのガサゴソする音に目が覚め、覗いてみると正に隣の住人が撤収して出掛けるところ。「雨なのに行くのですか?」と声を掛けると「とっくに止んでいますよ。東の空には晴れ間も見えます」との声。時計を見ると6:30、まだ間に合いそうだ、八右衛門沢に出掛けることにする。
4:30には出掛ける積りだったので2時間以上のロスだが何とかなるだろう。徳本峠小屋に泊まってもいいし、ビバークしてもいいし。
河童橋、バスターミナル、帝国ホテルを越えて八右衛門沢出合に向かった。

P1120821.jpg
これが八右衛門沢に架かるバス道路の橋。

P1120822.jpg
橋から上流を見たところ。堰堤工事をやっているようだ。

橋の左岸に広い林道(正確には工事用道路か?)があり入って行く。入り口の看板に「不審者を見たら通報のこと」と書いてあった。ヤバイ!通報されるかも? でもまだ8時前なので工事関係者が誰もいなくて助かった。

P1120823.jpg
川原に鉄の杭が沢山あった。多分これも土砂止めの堰堤なのだろう。

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その上流で新しい堰堤工事をしていた。

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なにやら石に2本の線が張ってある? 新式の鹿柵か?熊柵か?

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端に電線が付いている。おそらくこれは土石流センサー・・かも。

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また堰堤が出てきた。これは左側から越える。ここにも土石流センサーがあった。

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すぐ上に石積堰堤。これは真ん中を越えてセンサーを潜った。が、センサーに触れてしまった! もしかしたら土石流発生と間違われるかも。

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振り返ると帝国ホテルの赤い屋根が小さく見えた。

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谷は荒々しい様相になってきた。この谷は出合から水はないので「沢だから水は現地調達しよう」などと思ってはいけない。私はこんなこともあろうかと1Lを担いでいる。エライ!!

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大石が詰まったような3mくらいの涸れ滝。V字状のところが越えられそうだが「万一失敗して脚でも挫いたら?」とおびえて踏ん切りが付かない。さんざんトライしてみるも結局左岸の草付きを巻いた。20分くらい時間をロスしてしまった。

P1120833.jpg
これも3mくらいだが左岸を巻く。ひと目見て素直に巻いた。なにせ時間が貴重なのだ。

P1120834.jpg
これも即、左岸を巻きました。

その後は特に大きな滝もなく、ガラガラの川原状を浮石を気をつけながら歩く。景色もただのガレ沢なので写真を撮る気も起こらなかった。

2200m付近で二俣になりルートは右俣なのに川原は左俣だけしかなく二俣に見えない。ドンドンと左俣に引き込まれそうになってGPSを確認すると「右に行け!」と言っている。地形図を良く見ると右俣の出合は沢状になっていず、斜面状になっている。実際草と灌木が混じる斜面であった。
このまま左俣を詰めようかと思ったが、殆どの記録が右となっている。左に行って万一越えられない滝に出会うと時間をロスするので右俣にトラバースした。
右俣は広く急な灌木交じりの草地でそこをズンズン(とは行かず休み休み)登って行く。時々細い川原状も出てくるのでそこを選ぶが直ぐに消えてしまう。右端に沢状があるのかと思ってトラバースしたが無駄だった。
2400m付近でハッキリした川原状に出るが少し登ると左にカーブしていてどうやら中間尾根に突き上げてしまいそうなので右の草と灌木の急な斜面をヒタスラ登る。
本当は写真を撮ればいいのだかどうにも絵にならないのでとに角ただただ登った。

P1120836.jpg
やっと尾根にでたらハイ松の中の小さな空き地にシラタマノキとゴゼンタチバナの実がビッシリとなっていた。

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見えた!K2だ。ハイ松の中に薄っすらと踏み跡があった。

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K2山頂には特に撮影意欲を掻き立てるものが無かったので自分撮りした。

最初は霞沢岳にゆくつもりだったが時間が押しているので諦める。・・疲れているし・・・

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梓川側はガスだが島々谷側は晴れて紅葉が綺麗だった。奥の大きなピークはジャンクションピーク、徳本峠はあの向こうにある。

P1120844.jpg
島々谷側の斜面

P1120845.jpg
尾根上のモミジは真っ盛り

P1120849.jpg
樹林の中の道。

徳本峠で日が暮れてしまった。よほど泊まろうかと思ったが8000円が勿体無い。ヘッデンを点けて小梨平まで帰ることにした。
暗い夜道をトボトボと歩く。今日は帝国ホテルの前のバス停でバス待ちの人と「おはようございます」と言葉を交わしてから誰にも会っていない。人恋しい!! 梓河畔の道に出れば夜とは言え人通りは多いだろうと思ったが真っ暗闇だった。
明神館の前のベンチで休んだが窓は明るくなっているが人は見かけなかった。それから小梨平までも長かった。
19:15に右手にやっとチラチラと灯かりを見つけたとき「脚よ、アレが小梨の灯だ」と話しかけていた。

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[ 2012/10/07 07:47 ] 岩登り | TB(0) | CM(2)
翼よ・・アレが・・
yamayaさんもこの時ばかりは翼が欲しかったのですね・・
2つの記録はなかなか迫力あるし硬軟織り交ぜて楽しませてくれますね~
山は忘れずに次の季節になっていくのですね~
ひんやりとした山の大気を感じました~
[ 2012/10/08 23:26 ] [ 編集 ]
やっぱり!
今回の二つの記録で一番輝いているのは、やっぱりyamayaさんのお顔ですね^^
特にいいのは紅葉と一緒にポッと赤くなっているyamayaさんです♪

奥穂南稜は難しそうですが、八右衛門沢は私でも何とかなりそう??(体力勝負?)
また機会があれば岩稜もご一緒させて下さい(^▽^)/
[ 2012/10/08 22:45 ] [ 編集 ]
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団塊世代前の自称”昔の山男”です。仕事に追いまくられている間は山どころではなかったけど、定年を機に青春を懐かしんでまた登り始めました。これからドンドン友達を増やして、青春を取り戻そうと目論んでいます。・・が、2年前に変人(片腎(腎臓を1コ切除))になってしまいましたので、ガンガンは無理だよな~~・・分かってはいるけど・・おまけに性格も悪いしな~
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