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”霧(kiri)”

自分で楽しんだ登山の記録を思い出しながらもう一度楽しんで書いています。 このブログを見ていただいた人に山や自然に興味をもっていただき、そして好きになって頂ければとてもうれしいです。 更にコメントをいただけるとなおうれしいです。コメントは山行名をクリックすると一番下に投稿欄が出ます。
”霧(kiri)” TOP > 道具 > 登山用ガス

登山用ガス

カセット(ボンベ)の中身 
缶の中には以下の3種類のガスが単独や混合で使われます。大事なのは沸点
で気温が沸点に近いか以下だとガスにならないので火が点きません。

 <ガスの種類>   <沸点(約)>            
 ノルマルブタンガス   0℃       
 イソブタンガス     -10℃    
 プロパンダス      -40℃
   ※快適に燃焼するのは沸点より10℃くらい高い気温

・ノルマルブタンとイソブタンは単にブタンと書かれていることもあります。
・値段はノルマルブタン、イソブタン、プロパンの順に高くなります。
・家庭で使う卓上コンロは普通ノルマルブタンです。寒冷地用はイソブタンが
 使われています。
・登山用で安いのはノルマルブタン、中間がイソブタン、600円(2012年
  11月)くらいになるとイソブタン60%にプロパンを35~40%混ぜて
 使われています。
・表示はメーカーにより違いますが一般に以下のようです。が表記はマチマチ
 でよく分かりません。
①表記なしの場合はノルマルブタン
②PAWARや寒冷地などと書いてあるとイソブタン90%にプロパンを
 10%くらい混ぜてあります。最初に着火しやすいようにプロパンを少し混ぜ
 ています。
③極寒などと書いてあるとイソタン60%にプロパン40%を混ぜたものです。
 混ぜたのでー40℃で使うことは出来ません。ー25℃くらいが限度です。
・プロパン100%にすると中の圧力が高くなってしまい缶が破裂してしまうの
 でOD缶で40%が限度です。
家庭の台所で使うプロパンガスは100%だから凄く頑丈なボンベです。
・混ぜてあるものは沸点の低いガスから先に出てしまいます。
 だから着火できて機嫌よく使っているとまだ中身があるのに消えてしまう
 ことがあります。
・缶の中のガスは殆ど液体で上部空間だけに気体があり、缶は気体を取り出
 す構造になっています。
・液体が蒸発して気体になるときに周りからたくさんの熱を奪います。これを
 気化熱といいます。だから缶はドンドン冷えて霜が着くときもあります。
 沸点以下になると蒸発しないので火は消えてしまいます。
・蒸発しやすいように(周りから気化熱を取り込みやすい)缶の中に不織布を
 入れてあるものもあります。(気化促進機構内蔵と書いてあります)
・中身が残っているのに火が消えるのは気化熱で温度が下がったのか、沸点の
 低いガスが先に出てしまったのどちらかか又は両方です。
・だから着火したら缶の中を沸点以上に暖めてやらなければなりません。容器
 にぬるま湯を入れて缶を浸てやるとか、冷たいけど手で暖めてやるのが良い
 です。決して直火で焙ってはいけません。ガス爆発してしまいます。
・プロパンが先に出てイソブタンだけが残ったボンベはー10℃以下では着火し
 ないので懐に入れたりして暖めてやれば着火します。
・明日の朝1晩に使う缶はシュラフの中にいれておくと安心です。

缶の種類 
缶には以下の2種類があります。
①卓上コンロで使う細長い缶をCB缶といいます。CBはカセットボンベの意味
 です。単純!
②山で使う丸い缶をOD缶といいます。ODはアウトドア(outdoor)の意味です。
CB缶OD缶
       左がCB缶、右がOD缶

・CB缶には向きがあります。側面に「この切り込み・・・」と書いてある矢印が
 あるので缶を横に倒して使う場合は必ずこれを上にしてください。矢印を横や下に
 するとガスが液体のままでて非常に危険です。
・OD缶も逆さにする液体がそのまま出るので危険です。特に位置を変えると
 きなど注意が必要です。 

 違い 
・缶だけの重さはCB缶が約100g、OD缶は約150gです。
・中身の量はガスの種類やメーカーで若干違いますがCB缶は250g、OD
 缶は220gくらいです。
・内部の圧力に対しては形状と鉄の厚さによりCB缶よりOD缶は4倍くらい
 強いです。だからより沸点が低くて圧力が高いプロパンを多く混ぜることが
 できます。(但し40%が限度)
・値段 CB缶は家庭で使うので量産出来て、とても安いです。スーパーなど
 では3缶で298円など1缶あたり100円以下です。(寒冷地用は300円
 くらい)。OD缶は夏用で中身がノルマルブタンだと300円台でCB缶の
 3倍です。極寒用だと中身がプロパンとイソブタンなので600円以上にな
 ります。
・手に入れやすさ:CB缶はコンビにでも売っていますがOD缶は登山用具店か
 アウトドア専門店くらいしか取り扱っていません。
・口:CB缶とOD缶は口の形状が違うので夫々専用のコンロでしか支えません。
   注意してください。
   最近はOD缶専用の山用コンロにCB缶を取り付けられるアタッチメントも
   売っています。

・さて、どちらを使うかは自分の器具、使う場所の気温と相談してください。

end  
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[ 2012/11/28 13:01 ] 道具 | TB(0) | CM(0)
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Author:ucon
団塊世代前の自称”昔の山男”です。仕事に追いまくられている間は山どころではなかったけど、定年を機に青春を懐かしんでまた登り始めました。これからドンドン友達を増やして、青春を取り戻そうと目論んでいます。・・が、2年前に変人(片腎(腎臓を1コ切除))になってしまいましたので、ガンガンは無理だよな~~・・分かってはいるけど・・おまけに性格も悪いしな~
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