FC2ブログ

”霧(kiri)”

自分で楽しんだ登山の記録を思い出しながらもう一度楽しんで書いています。 このブログを見ていただいた人に山や自然に興味をもっていただき、そして好きになって頂ければとてもうれしいです。 更にコメントをいただけるとなおうれしいです。コメントは山行名をクリックすると一番下に投稿欄が出ます。
”霧(kiri)” TOP > 沢登り > トリキ沢(丹沢)

トリキ沢(丹沢)

日程  :2015年7月7日
場所  :丹沢 中川川 白石沢支流トリキ沢
メンバー:みかん、ヤビツ、ikuko、kuro、ucon
天気  :曇り後雨
歩行距離:約8.5km
コース&タイム
用木沢出合(車デポ)9:06→9:18モロクボ沢出合→9:27トリキ沢出合→14:00稜線14:11→(右岸尾根下降)→14:41トリキ沢出合→15:07用木沢出合
トリキ沢軌跡

記録
2ヶ月前の5月に対岸の伝法沢に行ったとき、こんな小さな沢にもスラブ滝が発達しているのを改めて知ったが、地形図を
そういう目で見ると白石沢の左岸にも稜線までは達していないが小さなそれでいてスッキリした沢形が見える。
いつか単独で覗いてみようと思っていたがたまたまみかんさんに「名前も無い沢だけど、もしかしたら面白いかも」と話したら
のってくれた。
そこで”山NET”の募集欄に記載したら総勢5名ものパーティーが出来上がった。
その中に丹沢の記録を読み漁っている人がいて「名前はちゃんとあるよ!トリキ沢というのだよ」と教えてくれた。
根拠は下流の堰堤に”トリキ沢”という名が記された名盤があるとのこと。ヤッパリ山岳とは言え猟師や炭焼き、林業など山の
人の生活の場なので地名がないと不便だから・・・などと地名に想いをはせる。

P7072799.jpg
用木沢出合に全員集合して仕度をする。

mknDSC04582.jpg
ゲートを越えて出発です。

mknDSC04583.jpg
モロクボ沢への道を左に見ると舗装がなくなります。

mknDSC04585.jpg
未舗装の林道の終点で右から流れ込んでくるのがトリキ沢・・・のはず。

P7072217.jpg
トリキ沢に入ると堰堤が3つ続きます。

P7072218.jpg
最初の堰堤は右から。シッカリとコンクリートで階段が出来ています。
2番目は左、その次は右とそれぞれ階段で越えます。

P7072807.jpg
堰堤が終わると沢は左に曲り、すぐにこの滝が出てきます。

P7072809.jpg

P7072229.jpg
花崗岩なのでアクアステルスがバチバチきまって簡単に越えます。

P7072820.jpg
次は落ち口辺りにチョックストーン?があるこの滝。

P7072825.jpg
ここも楽しく登れます。

P7072248.jpg
これが数少ない記録で皆さんが苦労しているチョックストーンの滝。
DSC03793.jpg
近づいてよく見ます。

今回の課題はここをどのように攻略するか?
そのために今回は以下の作戦を立てて来ました。
①ショルダーで何とか・・・
②カムを2台持ってきて、挟まっている石と側壁の隙間にかませて、アブミを使う。
③ロープに小型のバイルを付けて滝の上に投げ上げて岩に引っ掛けてゴボウで登る。
さて、どれからやろうかと考えていたら女性たちが「ボルトが打ってある!」と声を上げた。
エッ!まさか?と思って近づくと
P7072253.jpg
確かにありました。ボルトが・・・・ ガッカリですがボルトがあるのに投げ縄って言うのもねえ。 カと言ってショルダーも? そこで
右から伸び上がって左手でボルトにアブミを・・・と試みるも30cmくらい届かない。
DSC03795.jpg
そこで準備万端持参したカムを石と側壁の隙間にかませて掴まり
DSC03797.jpg
目出度くアブミに乗り移ることが出来ました。
P7072255.jpg
這いずって上がります。
DSC03798.jpg
後は縄梯子を上る要領で上がりました。仲間内からは自己満足のパチパチ・・・
でもな~ボルトに縄梯子じゃ~ね。嬉しいのか悔しいのか?複雑な気持ち!

mknDSC04618.jpg
なにはともあれ仲間を上げて。

P7072832.jpg
先をみると4段の滝。

P7072269.jpg
1段目、2段目は簡単に

DSC03812.jpg
3段目は微妙なバランスで。

DSC03817.jpg
4段目は下部が立っているので
DSC03819.jpg
右の草付きから。

DSC03824.jpg

DSC03825.jpg
気分良いな~

DSC03822.jpg
快適な滑が続きます。

DSC03826.jpg
2段重ねの大岩

DSC03828.jpg
楽しいな~

DSC03829.jpg
アッチでもはしゃいでいる。

DSC03835.jpg
大岩地帯

DSC03836.jpg
その中にこんな滝もあって

DSC03841.jpg
標高940mの二俣

P7072854.jpg
右俣の滝。こっちも面白そうだけど。

P7072857.jpg
本流の左俣を行きます。

P7072859.jpg
細くなってきたけどまだまだ滑が続きます。

P7072863.jpg

DSC03854.jpg
標高970mの最後の二俣。

P7072864.jpg
おっ!この滝は! 以前話題になったハシゴがあったところかな? もちろん今は撤去されたようで無くなっていました。
取り付きの垂直をショルダーで越えれば・・・・・でもその先も細かそうだし・・・・失敗するとグランドフォールだからあっさり諦めて

DSC03857.jpg
左俣に少し入って

P7072868.jpg
樹林帯から巻きます。

P7072872.jpg
巻いた後も小ナメガ続きます。

DSC03863.jpg
自然の太い藤蔓に掴まって、   大丈夫だろうか?

P7072874.jpg
ここら辺りが最後の滑かな?

DSC03864.jpg
いよいよ詰めです。

DSC03865.jpg
ヒイヒイハアハア あの上が下山する右岸尾根らしい。

P7072339.jpg
尾根に着きました。一休みです。

P7072342.jpg
小雨煙る中を下ります。 ヤブも無く、迷うような枝尾根もなく適度な傾斜でスタスタ下れます。

DSC03869.jpg

mknDSC04698.jpg
30分ほどで今朝通った出合が見えて着ました。

DSC03874.jpg
トリキ沢の流れです。 ここからは林道を下るだけ。

P7072880.jpg
イワタバコの花  夏だな~

mknDSC04705.jpg
用木沢出合に戻ってきました。雨は本降りになりました。

楽しかった~!

トリキ沢は1587mの大室山までの半分位の高さ(出合の標高は約718m)辺りで消えてしまう小沢だ。しかも右岸尾根は沢底
から50~60m位の高さしかない。・・・・とタカを括っていたらさにあらず、一旦入渓すると場所によっては進退窮まってしまうかも知れない所だった。
入渓して堰堤を3つ越えると直ぐに滑滝が現われて、極端に言えばそれが標高1000m辺りまで滑滝が切れ目無く続いている
感じ。またミニゴルジェで両岸は草付きで巻くのもエスケープするのも難しい。それなりのルーファイ能力とスラブ登攀、そして「万一撤退する時の知識や装備も必要だな」感じた。
巻き道やビレーポイントがそれなりにあるメジャーな沢に比べれば取るに足りない小沢だがそこは野生の沢、”山椒は小粒で
ピリリと辛らい”。

大室山南面の地形図を眺めると
①用木沢支流の一ノ沢左俣や
②手沢の左俣などももしかすると面白いかも?知れない。
誰か一緒に行ってくれませんか?

END
関連記事
[ 2015/07/09 07:48 ] 沢登り | TB(0) | CM(1)
冒険大好き!
大変お世話になりました。

新たな発見の沢旅、
アドベンチャー的要素の強いものが大好きなくろすけなので、
大充実の沢でした。

沢にも個性が有り、その都度新鮮です。
少しずつ勉強して、力をつけていきたいと思います。
ありがとうございました。

[ 2015/07/09 19:08 ] [ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
この記事のトラックバック URL

プロフィール

ucon

Author:ucon
団塊世代前の自称”昔の山男”です。仕事に追いまくられている間は山どころではなかったけど、定年を機に青春を懐かしんでまた登り始めました。これからドンドン友達を増やして、青春を取り戻そうと目論んでいます。・・が、2年前に変人(片腎(腎臓を1コ切除))になってしまいましたので、ガンガンは無理だよな~~・・分かってはいるけど・・おまけに性格も悪いしな~
PCアドレス
ucon3@mg.scn-net.ne.jp
携帯アドレス
ucon-no-higuma@ezweb.ne.jp

ようこそ”霧(kiri)”へ
ご訪問いただいた回数
また来てください。