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”霧(kiri)”

自分で楽しんだ登山の記録を思い出しながらもう一度楽しんで書いています。 このブログを見ていただいた人に山や自然に興味をもっていただき、そして好きになって頂ければとてもうれしいです。 更にコメントをいただけるとなおうれしいです。コメントは山行名をクリックすると一番下に投稿欄が出ます。
”霧(kiri)” TOP > 無雪期 > 塔ケ岳

塔ケ岳

日程  :2015年12月29日
場所  :丹沢
メンバー:みかんさん、ucon
天気  :晴れ
コース&タイム
戸沢P7;40→(書策新道)→9:40鉱山跡9:55→10:32表尾根→11:37塔ケ岳12:03→12:12尊仏→12/36塔ケ岳→12:55花立→(沖ノ源次郎沢左岸尾根)→14:04本谷→(書策新道)→15:05戸沢P
151229塔が岳軌跡あ
新大日茶屋の左下の青い旗が鉱山跡。
塔が岳山頂の西北の旗が尊物岩跡です。

記録
今回はみかんさんの企画で①大日鉱山跡と②尊物岩跡を訪問し、③沖ノ源次郎沢左岸尾根を下ることの3つを目的にした
山行です。
「uconさんがバテて時間が無くなったら③は省略します」などと言われてしまったので、ここは正念場と頑張ったおかげで
①、②、③ともに見事にクリア^出来ました。良かったです。

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戸沢Pにはすでに10台くらいの車がありました。 さて出発です。

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今日はシカをたくさん見かけた。かわいいけどヒル拡散の犯人らしい。

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源次郎沢を渡って

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書策新道を黙々と

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本谷を渡ります。

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セドノ沢左俣のさらに枝沢を渡って

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書策新道(現在は新道ではなく廃道になっていて通行禁止です)を登ってセドノ沢左またの手前の尾根に何やら石垣が?

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石垣の上は5m四方くらいに切り開いた平地になっていました。
多分、鉱山があったころここに施設(宿泊や倉庫など)があったものと思われます。

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よく見るとあちこちに同じような場所が見つかりました。

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セドノ沢左俣に沿って少し登ると左側に滝が見えてきました。白竜の滝です。

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近づくと白竜と呼ばれるほどではない? 名前負けかな? この前見た四十八瀬川一ノ沢の黒竜ノ滝の方が迫力がある。
みかんさんの調べではこの滝の上が広場になっていてそこに坑道が口を開けているとか。

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セドの沢から左の斜面を斜めに上がると「ありました」 崖の下に20坪くらいの広場と、そして崖にぽっかりと二つの洞穴が見えました。

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右の穴には足場が刻んであるので入口まで行けます。
みかんさんは恐れげもなく入ってゆきます。勇気あるな~

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と思っていたら左の穴から顔を出しました。
繋がっているらしい。

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反対に穴の中からみかんさんが撮った写真

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右の穴の入口を拡大します。枯れ草が垂れ下がっていかにもオドロオドロシイ雰囲気です。

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でも欲には勝てず「なにか金目のものは落ちていないかな? 砂金が・・・」ある訳ないです。マンガン鉱山だから。

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奥からの誘い込むような声にツラれて覗いてみると「ギャーー! デタ~ ユ、ユ、ユウ※▲・・・ボ、ボ、ボウレイ。。」と入口から落ちそうになったら「あたしよ、あたし」と。  みかんさんでした。

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坑道の中。日の当たるところには冬なのに緑の草が生えていました。
その中から「これはサガミジョウロウホトトギスの茎かしら」とそれらしき葉っぱを見つけました。まさかこの時期に?
でも鉱山と言えばジョロウがいても不思議はない。
そういえば玄倉のモチコシ沢の上流にも鉱山があって隣の沢は女郎小屋沢と呼ばれているし。
更には塔が岳の北東の沢は”オバケの沢”と言われ、過酷な状況に置かれた人々が迷い込み彷徨ったとか・・・・・

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左の穴の中から外が見えます。

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書策新道が沢から左岸尾根の斜面を50mくらい上がって振り返ると反対側の斜面にぽっかり別の坑道のようなものが見えます。
もしかしたら中でつながっているのでしょうか?
勇気のある人は探索して結果の発表をお願いします。

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表尾根のすぐ下から西をみるが今日はカスミがかかり富士山は隠れていました。

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やっと書策小屋跡につきました。

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表尾根は霜が解けてドロドロ

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振り向けば大山。

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階段が設置されドロドロ地獄から抜け出ました。

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新大日山頂は砂利が巻かれていました。

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雪が残っています。ドロドロの道は凍っていて快適。

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水無本谷の最上部は大きくえぐれ稜線を削りさってしまいました。

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稜線の北側斜面に新しい道が作られています。
丹沢山地は生きているのですね。浸食が激しいということは? 山が隆起しているということかな? 飛躍し過ぎだろうか?

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塔が岳山頂はこの寒いのににぎわっていました。

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新聞やテレビにも取り上げられる塔が岳の有名人です。
腿の肉が凄すぎです。カエルの脚?バッタの脚を連想させます。
寒くないですか?と聞いたら「寒い!」と言っていました。超人も人なんですね。

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名刺をいただきました。
それにしても5000回とは凄い!!

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一応記念写真を「ハイ!パチリ}
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さあ、②番目の課題の尊仏岩跡に向かいます。

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北の斜面は雪がある。

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ヘッピリ腰でソロリソロリと降ります。写真では緩やかなようだけどすごく急なんだから。

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急斜面を恐々みかんさんについて行くとありました。
関東大震災以前はここに6丈(約18m)くらいの仏さまの形の岩があったそうです。
地震で谷に崩れ落ちて今は石仏が3体岩の上に置かれています。
今回は直行で来れたけどみかんさんは今回が3回目。初めての時は一時間以上彷徨ってあきらめかけた時に見つけたそうです。
あの~ 偉そうにいう訳ではありませんがとても急な斜面で踏み跡はあるようなないような? 無いと言った方が良いところなので
たやすくたどり着けそうにありません。カモシカのように斜面を軽々と歩き回る自信がない人は経験者にロープを用意して連れて行ってもらうことをお薦めします。

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石仏(地蔵)は3体とも頭がありません。
大岩と一緒に落ちて壊れたのをここに安置したのでしょうか?
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すぐ上にこんな岩(ピナクル)がありました。
見ようによっては仏さまの立ち姿にも見えます。高さは3mくらいか? 尊仏岩はこの6倍近くあったのですね。

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さて、登り返しです。登る方が下りよりも怖くない。

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山頂に戻ってきました。

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大倉尾根は大賑わい。

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花立手前。ここも右側の勘七ノ沢に元あった道が浸食されて新しくう回路が作られました。

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登山道から離れて(仮称)沖の源次郎沢の頭に登ります。

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さて、今回3番目の課題「沖ノ源次郎沢左岸尾根の下降」の出発点です。
ここも私たちにとっては未知の世界、1.2mのシュリンゲの簡易ハーネスとチェーンアイゼンで身を固め、ザックの中には8mm20mロープ2本を忍ばせ、地形図を片手に持ちコンパスを首から下げて(もちろん左肩の白いケースには抑えのGPS)、イザ出発! 
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一か所だけロ^プを使いました。

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尾根はこんな感じでしたがかなりの傾斜で地形図では尾根上を行けばいいのだが現実には地形図には現れない小さい枝尾根が多く厳しい地図読みを要求されます。
丹沢名物?のお節介且つ無責任な赤テープはなく、気持ちよく歩けました。

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本谷と沖ノ源次郎沢の合流点が見えてきました。

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右には沖の源次郎のF1とF2

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書策新道を下ります。

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戸沢出合Pに戻ってきました。
今回は3つの課題を予想以上のスムーズさで達成できて満足満足です。

新たな課題
鉱山があった崖は地形図的には涸れ滝のはずだけど増水時も水が流れた様子がない。
地形図でみるとその上にもまだ標高差で300mの沢が続いているのに?  
その沢はセドノ沢左俣の本流のようにも見えるけど記録が見当たりません。
となると”知りたい”気持ちがムズムズを湧き上がってきます。
小さいけど未知への探求にワクワクします・

end
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[ 2015/12/29 19:40 ] 無雪期 | TB(0) | CM(1)
塔ヶ岳にこんな魅力的な場所があったとは
歴史を何も知らずに登っていました。
面白そうですね。
他の山も調べたくなりました。
[ 2016/01/07 07:47 ] [ 編集 ]
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Author:ucon
団塊世代前の自称”昔の山男”です。仕事に追いまくられている間は山どころではなかったけど、定年を機に青春を懐かしんでまた登り始めました。これからドンドン友達を増やして、青春を取り戻そうと目論んでいます。・・が、2年前に変人(片腎(腎臓を1コ切除))になってしまいましたので、ガンガンは無理だよな~~・・分かってはいるけど・・おまけに性格も悪いしな~
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