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”霧(kiri)”

自分で楽しんだ登山の記録を思い出しながらもう一度楽しんで書いています。 このブログを見ていただいた人に山や自然に興味をもっていただき、そして好きになって頂ければとてもうれしいです。 更にコメントをいただけるとなおうれしいです。コメントは山行名をクリックすると一番下に投稿欄が出ます。
”霧(kiri)” TOP > 沢登り > 主杖流し(富士山)

主杖流し(富士山)

日程   :2012年7月17日
メンバー :単独
コース&タイム:五合目5:05→5:55お中道入り口(N35"20"30”、E138”44”02”標高2622m)→7:10主杖出合(N35"20”58”、E138”42"58"標高2724m)7:20→11:20山頂12:25→(お鉢周り)→13:25馬の背→(ブル道)→15:30五合目
主杖流れ
お中道入り口と主杖流し出合には参考に緯度経度標高を記載しました。但し標高は±10m位の誤差があります。
記録
P1110415.jpg
六合目付近からの愛鷹山方面
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お中道入り口。ポツンと道標が立っている。ここは下からブル道を歩いて4つ目の右折箇所。
データは(N35"20"30”、E138”44”02”標高2622m)
P1110419.jpg
うっすらと砂礫の上に残っている踏み跡。
P1110420.jpg
溶岩の小さな崖の下を通っている。
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大きな岩にペンキで書かれている。総じて岩や石に黄色や白のペンキで印がついているのでそれらが見つからなくなったらミスコースなので分かるところまで戻る方がよい。
また初めての場合はガスが出てきたら引き返した方が無難だ。
富士山は傾斜のある砂漠みたいで地形が単純だから地形図やコンパスで現在地や方向を特定するのは至難の業だ。
その代わり天空をさえぎるものは無いのでGPSはバッチリ衛星を捉える。
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道は僅かづつ登っているが前方に樹林が見えてきた。道はこの樹林の上部(先端)を越えている。
樹林に入ると道が見つけにくくなるがペンキの印が岩などにあるのでシッカリ見失わないように。
それにしても五合目付近は標高2450mが森林限界なのにどうして2700mのここに樹木が??
多分、五合目付近は宝永山の噴火で斜面が新しいのに比べ西側に回りこんだこの辺りはその影響が無いのだろう。そういえば御殿場口登山道方面は標高1000m以下まで砂礫の世界だ。
宝永山が噴火したのは1707年12月16日だから西からの強烈な季節風が吹いていたので降灰は東に広がったのだろう。
まてよ?春から夏、秋に掛けてもいつも風は西風だ。東風って記憶にないな。どうしてだろう・・・
たった3000mなのに偏西風が吹いているのか???
などと考えながら淡々と道を探しながら歩く。
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沢に出会った。沢といっても普通の山の沢とは趣が違う。斜面の砂礫が水で洗われて下にあった溶岩の表面が出てきただけというものだ。もちろん普段水は無い。沢や谷の生まれたての姿なのか。
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沢の岩に白いペンキで矢印が描いてある。
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樹林の中の岩には赤いペンキで印がある。
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岩の尾根を越えるところに沢山の印があった。
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しばらく行くと更に大きな沢が。その向こうに更に上まで這い登った樹林が見える。
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沢床はこんな感じ。水のある沢のナメとは違って表面は滑らかなように見えるが触るとザラザラしているのでフリクションに不足はない。
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えぐられた砂礫の斜面を越えて行く。
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樹林の中には小さなお花畑もある。
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富士山ではないようなダケカンバの道。何だかホッ!とするのはオイラの祖先が猿だからか?
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すぐに比較的大きな沢にでた。向こう岸にも樹林がある。実はここが目指す主杖流しだ。
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10mくらい上の岩に書いてあった文字。
ここのデータ(N35"20”58”、E138”42"58"標高2724m)
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見上げると遥か上まで延々と。ここから標高差1000を登るのだ。
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少し登ると右岸の林の中にお花畑が。
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岩に下を向いた矢印が???
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上には溶岩の沢床が続いている。
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こんな矢印も?
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もしかしたらこの辺りが右岸のお中道で左周りのための道しるべか?
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試しに白いペンキに導かれて(写真には写っていない)右岸の樹林に少し入ってみると岩に大きく×印が。
ここから先に行くなとのことか? 仕方ないので沢に戻る。
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5mくらいの涸れ滝があった。(右から朝日が当たっているので写真が上手く撮れない)
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岩に必死にしがみついて咲く・・・なんだっけ?この花?
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オッ!岩の窪みに水溜りがある。ヤッパリここは沢なのだ。
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岩の隙間に咲く小さな花。ふと見回すと樹林はとっくになくなって周りは岩と砂礫の世界。
ちなみに右岸の樹林は2850mまであった。
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沢床が砂礫に覆われている箇所にでた。
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見回すと左岸は岩盤が出ていて歩きやすい。
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もう沢と言うには程遠く、岩盤が露出しているところを繋いで登ってゆく。
フリクションが良く効いて、傾斜も手を突くほどではない。
見えますか? 遥か上の岩の左にポツンと白い点が。あれが剣が峰の元測候所の建物だ。
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測候所もだいぶ近くなってきた。右手には馬の背の柵が見え、登山者が歩いている。
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錆びたワイヤーがあった。
山頂
やっと山頂。賑わっていた。

10日前に山頂にきているので今回は高山病の症状は感じなかったがタイムは遅い。
約1000mを4時間も掛かってしまった。
おそらく体力のある人なら3時間で主杖流し出会いから山頂に到達できるのではないか。
剣が峰に直接上るとのロマンに誘われたが測候所の下辺りは割れたビンのかけらなどゴミがあってちょっと幻滅だ。
主杖流しも沢と呼べるのは下部の300mくらいでその上はむしろ尾根上の露出した岩盤を拾って登った感じ・・もしかしたらミスコース?でもGPSの軌跡は剣が峰まで一直線だから間違いは無いはず。

富士登山と登山靴
夏に富士登山するときは使い古してもう捨てようかと思うくらいの靴が良い。真新しい高価な靴は勿体無い。
理由は富士山の下りは大抵火山砂礫の中をズポズポ靴を潜らせて歩くから。
砂礫がサウウドペーパーのように靴の表面や縫い目の糸などをすり減らしてしまいます。但し積雪期は別です。

GPSの軌跡データをご希望の人に提供しますので必要ならコメント欄にその旨記入してください。

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[ 2012/07/18 12:54 ] 沢登り | TB(0) | CM(0)
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団塊世代前の自称”昔の山男”です。仕事に追いまくられている間は山どころではなかったけど、定年を機に青春を懐かしんでまた登り始めました。これからドンドン友達を増やして、青春を取り戻そうと目論んでいます。・・が、2年前に変人(片腎(腎臓を1コ切除))になってしまいましたので、ガンガンは無理だよな~~・・分かってはいるけど・・おまけに性格も悪いしな~
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