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”霧(kiri)”

自分で楽しんだ登山の記録を思い出しながらもう一度楽しんで書いています。 このブログを見ていただいた人に山や自然に興味をもっていただき、そして好きになって頂ければとてもうれしいです。 更にコメントをいただけるとなおうれしいです。コメントは山行名をクリックすると一番下に投稿欄が出ます。
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ボランティア

日程  :2012年8月31日~9月3日
場所  :福島県南相馬市小高地区
メンバー:nhkkさん、私
小高地区の様子 
 南相馬市は福島県の浜通りにある市で以前の南から小高町、原町市、鹿島町が合併して出来ました。
 地形的には東に太平洋があり、西は阿武隈高地にかかっていて阿武隈高地から流れる何本もの川が作る
 平地と丘陵が交互になっています。
 去年(2011年)の震災では地震と津波、そして原発事故による被害を受けました。
  小高地区は今年(2012)の4月まで避難地域に指定されていて5月に立ち入りが出来るようになった
 ばかりです。(まだ居住(宿泊)は出来ません)
 だから、地震、津波被害の復旧も始まったばかりなのです。
小高地区

・津波被害 
 津波が到達したところは夏草が生い茂っていて一面の茫漠たる草原(湿原)になっています。
 津波で破壊された家屋もほとんどそのまま残っています。
 復旧はほとんど手付かずと言っていいと思います。
・原発事故被害 
 西部の阿武隈高地地区は線量が高く立ち入り禁止です。
 事故のときたまたま南東の風が吹いていたので原発から19~20kmと近いのに、牧田にあったこの地域は
 風下だった他の地域より線量は低いです。
 ただ西部の山は線量が高いのでそこから雨などで放射性物質を含む土砂やゴミなどが流れてきている
 ことも考えられるので水が流れるところに立ち入るのは注意が必要だと感じました。
ボランティア作業
・草刈
 1日目は農地や畔の草刈をしました。
 朝のミーティングでチームを組んだのは名古屋から来た男子学生4人、東京からのご夫婦、神奈川県
 から来た常連の若い会社員、それに私たち2人の9人です。
 去年から伸びているだろう夏草をエンジン草刈機で刈り払いますが殆どの人は初めて草刈機を手にする
 人で、経験者が指導しながらやるというほほえましい光景でした。
 途中で依頼宅の奥さんが駆けつけてきてくれアイスの差し入れ(本当は頂いてはいけない決まりですが)
 で暑い草いきれの中で英気を養いました。
 (このお宅の家族は地域外の仮説住宅で暮らして折られるとのこと}
 また昼休みには木陰で昼寝する人、依頼者の奥さんと被災時のことや現在の状況などを語り合う人、読書
 する人、年代を超えて語り合う人など楽しいひと時を過ごしました。
 また、私たちの作業を見ていた近所の人が来て「自分のところも手伝って欲しい」などの要望もでたり、
 暑くて大変な仕事だけど楽しかったです。
・側溝の泥だし
 2日目は津波を被って泥で埋まった道路の側溝の泥(瓦礫)除去です。
 メンバーは昨日のメンバーから帰られたご夫婦を除いた7人。1日働いて絆が出来たのか今日も同じメンバー
 が集まりました。
 側溝の蓋の上に道路のアスファルトが波の力でズレて覆いかぶさり、不可能と思えた場所もツルハシや
 スコップで皆で協力してコツコツとアスファルトを剥がし、その下の側溝の泥を除去できたときは皆で喚声
 をあげて喜び合いました。
 このとき、73歳の私の友人と20歳の名古屋の学生が自然に二人で組んで「ああじゃない、こうじゃない」
 と言いながらお互い初めての作業をする姿にちょっとホロリとするものを感じました。
 隣の側溝は福井県若狭から貸切バスで駆けつけた消防団の人10数人。流石消防訓練が行き届いているようで
 テキパキとした動作、一致協力の作業でガシガシと作業を進めていました。
 道具の貸し借りや夕立時の雨宿りで話をしたり楽しいひと時もありました。(向こうはどう思っているのか
 わかりませんが?)消防団はその日の内に若狭に帰って行きました。

ボランティアを通じて感じたこと
・老若男女、一つの目標に向かって黙々と作業する人たちから「日本もまだまだやれる」と感じたしだいです。
・作業の成果は小さいけれど参加した人は夫々大きなものを得られたのではないかと感じました。

・危険について感じたこと 
 特に危ないと感じたのは草刈です。棒の先で高速回転する鋸を素人が大勢固まって振り回すのですから、危な
 いこと夥しい。このままではいつ大怪我や死亡事故に繋がってもおかしくありません。
 草刈のニーズがあって、それを受けるボランティアがあるので批判だけでは前に進まないけど、指導管理など
 何とか工夫できないものかと感じました。
また草刈機に使うガソリンも蓋の無いポリタンクでした。考えられないくらい危険なことです。
 次に放射線を危惧しました。側溝などは特に放射性物質を含んだ瓦礫やゴミ、土砂が集まってくるところです。
 そこで作業するのに線量計を持たないのですから安全なのか危険なのかも分からない中へ若い人が入って行く
 のです。作業するボランティアも出掛けるからには危険を予知する勉強をし、危険を感じたら勇気を持って断る
 ことも大事だと思いました。
 またボランティアセンター側も線量計をリーダーに持たせるとか、事前に測定し作業可否の判断をするなどの
 対応が必要です。(もし対応済でそたらお詫びします)

 災害復旧・復興はとても大切なことです。そしてそれをボランティアが担うことも大事です。
 しかし、二次災害や二重事故的なことは絶対に避けなければなりません。
 それにキチンと対応できないのならばセンターをやめた方が良い!と感じました。
 危機管理(リスクマネージメント)が皆無(ズサン)といっても言いすぎでない状態でした。 
 社会福祉協議会は事故に対する指導管理を徹底する義務があると思うのです。
 「善意に負んぶした勢いだけでは危険です」
 
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[ 2012/09/05 08:28 ] その他 | TB(0) | CM(0)
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団塊世代前の自称”昔の山男”です。仕事に追いまくられている間は山どころではなかったけど、定年を機に青春を懐かしんでまた登り始めました。これからドンドン友達を増やして、青春を取り戻そうと目論んでいます。・・が、2年前に変人(片腎(腎臓を1コ切除))になってしまいましたので、ガンガンは無理だよな~~・・分かってはいるけど・・おまけに性格も悪いしな~
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